SCHOOL 実績紹介

仁愛女子高等学校

 About Jin-ai Girls High School


Q. 学校の教育方針や校風、伝統について
教えてください。

 仁愛女子高等学校は、明治31年に創立され、今日まで福井県の女子教育の一翼を担ってきました。現在は北陸3県唯一の女子校として「仁愛兼済」を建学の精神とした宗教教育を通して、人間のあり方を問い、自己中心的なあり方の転換を促し、豊かな心を涵養する教育に取り組んでいます。
現代社会では多くの女性が社会進出し、活躍することが増えてきております。また近年はジェンダーレスやジェンダーフリーに関する問題に積極的に向き合い、解決していかなければならない時代です。このような時代の流れを受けて、本校では多様な社会と時代に対応し、リーダーシップを発揮出来る女性を輩出することを目的とした教育を行っています。


 About a Model Change


Q.制服を変えた理由を教えてください。

 
全国的な「ジェンダーフリー制服」導入の動きを受けて、生徒会が主体となって制服のあり方について調査・アンケートを実施してきました。その生徒会の活動・要望を受けて、本校では制服検討委員会を設置しました。委員会メンバーは若手教員で構成し、特に女性教員の意見を積極的に取り入れて、4案に絞りました。6月には実際に新制服を着用する中学生対象に、翌週には在校生対象にアンケート投票を実施し、生徒の意見を参考にして新制服を決定しました。今回の新制服は、生徒会の要望を受けて、「ジェンダーフリー」の観点からスラックスも導入し、スラックスとスカートを自由に選択して着用出来るようにしました。また今まで採用しなかったキャメル色を制服のカラーとして採用することで、今までの仁愛のイメージを一新し、「生徒の自分らしさを伸ばす」高校に生まれ変わるというメッセージを込めました。




Q. キンロック・アンダーソンを採用した理由を教えてください。

 新制服を導入するにあたり、本校のイメージを反映させた「独自性」のある制服に仕上げたかったので、「キンロック・アンダーソン」を採用しました。冬服のスカート柄には、校章の6片の松葉を表現したグリーン、やわらかく・やさしい印象を表現したキャメル、生徒一人ひとりの個性と輝きを表現したオレンジを使用したオリジナルチェック柄を採用することで、「生徒の自分らしさを伸ばす」高校を表現させて頂きました。




 Stndent’s Responce


Q.生徒のみなさんの反応はいかがでしたか?

 今回はじめて導入するスラックス、世界で一つのデザインであるスカートに関心がある生徒が多く、大変好評です。スラックスについては、「ジェンダーフリー」の観点から導入しましたが、生徒の中には寒い日や降雪時にスカートは辛かったので、スラックスを導入してくれたことが嬉しいという声もありました。また、スカートについても世界で一つのデザインということで、新しい仁愛女子高等学校に生まれ変わるという感覚があり、生徒たちにも期待の声があがっていました。




新制服を着る生徒さんへのメッセージ


今回の新制服は、今までの仁愛女子高等学校のイメージを一新することを意識して作り上げました。

本校は「+Girlology(プラス ガールオロジー)」をコンセプトとして、
多様な社会と時代に対応可能なリーダーシップと
「自分らしさを伸ばす学び」を探求する教育を行っていきます。
本校に入学した生徒さんには、性差や前例にとらわれることなく、
「ありのままの自分らしさ」を大切にして様々なことに挑戦して欲しいと思います。
学校全体の取り組みが、生徒の自分らしさを伸ばし、未来につながる学びの場になって欲しいです。
 
 
Interviewee | 禿 了修 様

学校サイトURL | https://www.jin-ai-h.ed.jp/